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…なレイユリ?
途中で放棄してあったのを発掘。
マルチEDでユーリを振るとヤンデレEDとかどうだろう。
うそうそ、やる気ないです。
たぶんえろいこと書きたかったんでしょうけど、
語彙力のなさに投げ出したんでしょうね。
お暇でしたらどうぞ。
ユーリがひどいです(笑)
初めて会った時から、綺麗なコだな、と思っていた。
長い睫毛に縁取られた、夜空をはめ込んだような大きな双眸に、筋の通った形の整った鼻、桜色の小さな唇。
構成する全てのパーツが一流品で、ひとつの失敗もなく誂えたようにバランスよく配置されている。
淡雪の透き通る肌は、余りの美しさに、一瞬作り物かと目を疑う。
綺麗なパーツも相まって、よく出来た人形のようにさえに感じられるが、そこからうっすら透ける血管に、「あぁ、生きているんだな」と思うのだ。
こんなお伽噺の住人みたいな人間は、 やはり同じように、お伽噺の住人みたいな王子様と幸せになるのだろうと思っていた。
そう、ちょうど、幼なじみの彼みたいな。
少なくとも、自分みたいな人種は着かず離れず、近くで見つめているのが関の山。
胸に抱けるなどと、ゆめゆめ思ってはいけない。
いけないのだと。
* * *
「すき」
告げられた一言に硬直した。
目の前の、相変わらず美しい少女は、柔らかそうな頬をうっすら紅に染めてこちらを見据えている。
「…はい?」
「オレ、アンタがすきだ。今すぐオレを抱け!」
両手をいっぱいに広げて叫ばれる言葉に、ますます身体が強ばる。
何を言っているんだ、このお嬢さんは。
「ちなみに処女だっ」
…聞いてない。
そんな『今が買い時!』みたいに言われても困る。
「……えーと、何の罰ゲーム?」
「何で罰ゲーム?」
「んじゃ、なんの冗談よ。」
「冗談?ユーリ・ローウェル、一世一代の愛の告白が?」
「……」
誰だ、このコに「抱け」とかおかしな愛の告白教えたヤツ。
俺様紳士だからがっついたりしないけど、女の子が不用意に口にしていい言葉じゃない。
普通に食われるって。
そう抗議したら、悪知恵の提案者は定番の「宿の女将さん」だった。
彼女の中で、どれだけ女将さん神なの。
「大丈夫。告ったの、おっさんが初めてだから。」
「……あ、そう…」
…だからこその処女だろう。
そんなオプションついたら、益々近寄りがたい。
触れただけで、汚してしまいそうではないか。
「おっさん、早まらない方がいいと思うけどなー。そんな自殺志願者みたいな真似、するもんじゃないよ。ユーリすっごい綺麗なんだからさ。相手なんてよりどりみどりでしょ?大バーゲン状態でしょ?あぁ、そうだ。フレンとかお似合いだと思うな~」
「………何。要するに今オレをフッたのか、アンタ。」
まくしたてる言葉を黙って聞いていたユーリは、悲しみとも怒りとも取れない視線で射ぬく。
お茶に濁そうとする俺を、許すまいとするように答えを求めてくる。
そういう、若さ特有の真直ぐなところは苦手だ。
逃げ道くらい、残してほしい。
「いや、ユーリのことは好きよ?こんな綺麗なコに告白されることなんて、たぶん、もうないと思うし」
「で?」
…「で?」って…。
少しは喜びなさいよ。
君の好きだって相手が、君の容姿褒めてるのよ?
曖昧でも好きって言ってるのよ?
「アンタはオレを抱くの?抱かないの?」
「………」
長い睫毛に縁取られた、夜空をはめ込んだような大きな双眸に、筋の通った形の整った鼻、桜色の小さな唇。
構成する全てのパーツが一流品で、ひとつの失敗もなく誂えたようにバランスよく配置されている。
淡雪の透き通る肌は、余りの美しさに、一瞬作り物かと目を疑う。
綺麗なパーツも相まって、よく出来た人形のようにさえに感じられるが、そこからうっすら透ける血管に、「あぁ、生きているんだな」と思うのだ。
こんなお伽噺の住人みたいな人間は、 やはり同じように、お伽噺の住人みたいな王子様と幸せになるのだろうと思っていた。
そう、ちょうど、幼なじみの彼みたいな。
少なくとも、自分みたいな人種は着かず離れず、近くで見つめているのが関の山。
胸に抱けるなどと、ゆめゆめ思ってはいけない。
いけないのだと。
* * *
「すき」
告げられた一言に硬直した。
目の前の、相変わらず美しい少女は、柔らかそうな頬をうっすら紅に染めてこちらを見据えている。
「…はい?」
「オレ、アンタがすきだ。今すぐオレを抱け!」
両手をいっぱいに広げて叫ばれる言葉に、ますます身体が強ばる。
何を言っているんだ、このお嬢さんは。
「ちなみに処女だっ」
…聞いてない。
そんな『今が買い時!』みたいに言われても困る。
「……えーと、何の罰ゲーム?」
「何で罰ゲーム?」
「んじゃ、なんの冗談よ。」
「冗談?ユーリ・ローウェル、一世一代の愛の告白が?」
「……」
誰だ、このコに「抱け」とかおかしな愛の告白教えたヤツ。
俺様紳士だからがっついたりしないけど、女の子が不用意に口にしていい言葉じゃない。
普通に食われるって。
そう抗議したら、悪知恵の提案者は定番の「宿の女将さん」だった。
彼女の中で、どれだけ女将さん神なの。
「大丈夫。告ったの、おっさんが初めてだから。」
「……あ、そう…」
…だからこその処女だろう。
そんなオプションついたら、益々近寄りがたい。
触れただけで、汚してしまいそうではないか。
「おっさん、早まらない方がいいと思うけどなー。そんな自殺志願者みたいな真似、するもんじゃないよ。ユーリすっごい綺麗なんだからさ。相手なんてよりどりみどりでしょ?大バーゲン状態でしょ?あぁ、そうだ。フレンとかお似合いだと思うな~」
「………何。要するに今オレをフッたのか、アンタ。」
まくしたてる言葉を黙って聞いていたユーリは、悲しみとも怒りとも取れない視線で射ぬく。
お茶に濁そうとする俺を、許すまいとするように答えを求めてくる。
そういう、若さ特有の真直ぐなところは苦手だ。
逃げ道くらい、残してほしい。
「いや、ユーリのことは好きよ?こんな綺麗なコに告白されることなんて、たぶん、もうないと思うし」
「で?」
…「で?」って…。
少しは喜びなさいよ。
君の好きだって相手が、君の容姿褒めてるのよ?
曖昧でも好きって言ってるのよ?
「アンタはオレを抱くの?抱かないの?」
「………」
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